JX-ENEOSバスケットボールクリニック

クリニックQ&A - 寄せられた質問の回答

Q

マンツーの3線でピストルをさせる場合、私はボールを見て目の端でマッチアップする相手を見るように指導しています。視界から相手がいなくなったら連動する形です。さらにオールコートの場合は相手の横ではなくボール側に位置するように高い位置に立たせますが、どうでしょうか。

ボールマンツーマン信者さん(指導者/指導対象:中学生女子)
A
高木彰氏の回答

「ピストル」の意味はご存知ですか? ヘルプポジションを取る場合、自分のマークマンとボールの位置を指さして構えます。その指の形が「ピストル」に似ていることから、アメリカで名づけられたものです。日本では「ピストル」そのものの存在がありませんね。
「ヘルプポジション」を取る場合、ボール、マークマンのどちらかを見るのではなく、両方を同時に視野に入れることが基本です。どちらかを見ようとするとどうしても首を振ってしまう傾向がありますので、どちらかが視野から外れてしまってヘルプができなくなるか、自分のマークマンに出し抜かれてしまいます。したがってどちらかを見ようとするのではなく、両方が見える位置に移動する、つまりポジションを変えるように動くことです。首を動かさないで常に同時に視野でとらえる位置です。
次にオールコートの場合ですが、オールコートのねらいは、主に相手に時間をかけてボールを運ばせて、シュートクロックを使わせることです。
その場合、そのプレッシャーディフェンスが最もロスになるのは簡単にパスで運ばせてしまうことで、せっかくボールにプレッシャーをかけているのに、そのプレッシャーはパスによって簡単にリリースされてしまいます。それを防ぐためには、パスを受けようとボールに対してフラッシュする選手を止めてしまうことでなので、ボールにフロート(「浮き上がる」という意味で、マークマンから距離を置いてボールに近いポジションを取ること)することが基本です。また、もしディフェンスの裏へパスを出されたとしても、そのパスをカットできるようなポジション取りも必要です。その距離は選手によって異なりますので個々の能力も把握しておく必要があります。たとえば足が速い選手はマークマンの距離を大きく取っていても裏へのパスに間に合いますが、足が遅い選手は距離を置きすぎると簡単にパスをされてしまいます。
そうして理論や理屈を考えていくと、自ずと答えが出てくると思います。

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