JX-ENEOSバスケットボールクリニック

スキルアップ!バスケットボールクリニックコーチの身体とテクニックの基礎クリニック

バスケットボールクリニックコーチ陣による、スキルアップのためのクリニックです。
すぐに練習に取り込めるテクニックや、選手に必要な「エネルギー・水分」の補給ポイントなどを紹介します。
テクニックのこと、身体のこと、バスケットボールを行う上で基本的なことをもう一度見返して、基礎力アップを目指しましょう!

大山コーチの「テクニックの基礎クリニック」第3回 ボックスアウト編

大山コーチからひとこと

大山コーチ ボックスアウトの技術
今回のWEBクリニックでは、バスケットで一番勝敗の鍵を握るリバウンドについて紹介したいと思います。
ではまず、なぜ「勝敗の鍵を握る」か、ということから説明します。
実際の試合の中では、シュートの成功率は平均すると概ね50%です。従って、50%以上は外れる可能性があるということになります。シュートされたボールのうちの半分以上はリングを通過せずにリバウンドボールになります。しかし、そのリバウンドボールをオフェンスに取られてシュートを決められたとすると、相手のシュート成功率が上がってしまい、得点をリードすることが難しくなってしまいます。つまり、このリバウンドボールをどれだけ獲得できるかによってその後のプレー展開が大きく変わり、また、最終的にはそれが試合を左右する要素となるからです。まさに「リバウンドを制するチームはゲームを制する」ということです。
今回はそのリバウンドを取るための技術で、一番重要なボックスアウト(スクリーンアウト・ブロックアウト)の技術について紹介していこうと思います。

★ボックスアウトとは…
ボックスアウトとはリバウンドに入ろうとするオフェンスに対して自分の背中部分を相手の胸部分に密着させて相手の動きを封じることです。状況に応じてフロントターンを使う場合とバックターンを使う場合があります。
「リバウンドは背中で取れ!」という言葉がありますが、まさに「背中」が重要になります。

●ボールマンに対してのボックスアウトフロントターン

  • ※シュートを打たれたら自分から相手に近付き身体をあてます。
  • ※この時、相手が入ってくる方向は左右2方向になるので、どちらでも対応できるように身体を縦にして、フロントターンでもバックターンでも対応できるようにします。
  • ※相手が自分の前方からリバウンドに入ろうとしたら、自分の前足を相手の前に出し(フロントターン)ボックスアウトします。
  • ※この時に相手の動きを背中で感じることが大切です。
  • ※また、ボールを取りに行く準備をするため、手は上げておく方が素早く対応できます。

●ボールマンに対してのボックスアウトバックターン

  • ※フロントターンと同様に、シュートを打たれたら自分から相手に近付き身体をあてます。
  • ※身体を縦にあてている状態はフロントターンと同様で、相手が自分の後方からリバウンドに入ろうとしたら足を引いて(バックターン)ボックスアウトをします。
  • ※この時に相手の動きを背中で感じること、手を上げて素早くリバウンドの準備をすることはフロントターン同様です。

フロントターン・バックターンのいずれの場合でも、ボールに背を向けることなく、できるだけ早くボールを視野に入れることが大切になります。

悪い例1)ボールを追い掛けてボックスアウトをしない
  • ※こちらはシュートを打たれた瞬間に、ボールを見上げ追いかけてボックスアウトをおろそかにしている状態です。
  • ※相手に自由にリバウンドに入られてしまうためリバウンドの確保が難しくなります。

悪い例2)ボックスアウトをした時に手で相手を押さえつける
  • ※こちらはシュートを打たれた後、身体をあててボックスアウトはしていますが、相手の動きを手で押さえつけているためファウルになってしまいます。
  • ※手は使わずに背中を使い、しっかりとボックスアウトできるようになることが大切です。

●3線目のボックスアウト(自分のマークマンから離れているポジション)

バスケットボールで一番難しいのが、ボールから離れたポジションにいるときのボックスアウトです。
特に3線目のポジションで逆サイドにボールがあるときで、ヘルプポジションに寄って少しでもタイミングが遅くなると、自分のマークマンと距離があるため簡単にリバウンドに入られることが多くなります。
このとき、シュートが打たれたら、まず自分のマークマンに素早く走り寄り、身体を接触しにいくことが大切です。それからの動きは、ボールマンに対してのボックスアウトの技術と同様で、フロントターン、バックターンを上手く使って対応しましょう!

●身体を接触しに行ってからボックスアウト

  • こちらはボールの位置が逆サイドにあり、ポジションの位置が3線目の状態です。
  • ※シュートが打たれたら自分のマークマンに素早く走り寄りボックスアウトします。
  • ※身体を接触してからは、ボールマンに対してのやり方と同様でフロントターン、バックターンを使って対応します。

悪い例)ボールを見てしまって身体を接触させない状態
  • こちらはシュートが打たれてからボックスアウトをおろそかにしている状態です。
  • ※ボールを見上げてしまい、そのままリバウンドに入っているので、自分のマークマンは自由にリバウンドに飛び込める状態です。
  • ※ボールを見ることより、相手を抑えることの方を優先しなければなりません。

リバウンドは試合の勝敗を左右します。ボックスアウトを徹底することで自分たちの攻撃権を相手から奪い取ることができ、攻撃回数を増やし、有利に試合を運ぶことができると思います。頑張って練習してください!!

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